【その借主大丈夫?】入居者決定のポイント

Q:アパートを親から相続しました。親の代からお世話になっている管理会社へ継続して管理を依頼していますが、問題ある入居者ばかり入居して来ます。
自分で出来るチェックポイント等はありますでしょうか?

A:入居者の決定において軽視されがちですが、実は重要なポイントは下記となります。

 1. 管理会社の内見立会もしくは面談
 昨今は賃貸契約も電子化が進み、入居まで借主と管理会社が一切会わないケース、そもそも内見に立ち会わない管理会社もございますが、借主の性善説で契約を進めるのは大変危険です。
 必ず、管理会社もしくは貸主が契約までに一度は借主と会い、人柄や引越し理由を確認する事は必須です。時代に逆行する動きですが、借主と会えば些細な雑談の中から、引越し理由に整合性が無い、短期間で転職・引っ越しを繰り替えしている、現在の住まいんでのトラブル等、貸主側から見た懸念事項が多く発見できます。
 仮に入居後、借主に問題があっても立ち退いて貰うには、正当事由が必用となり、退去させる為の正当事由は、なかなか認めてもらい得ないのが現状です。

 2. 身元引受人への事前連絡
 借主の身元引受人には実子や親御さんが引き受ける場合が多いですが、契約前にかならず面談や電話での連絡が必須です。
 親御さんに連絡すれば、一定の家庭環境が分かり、契約違反等があった際はしっかり是正に協力してくれるかが分かります。
 また、実子の場合、借主逝去後の室内物品は実子に引き取りに来て貰わないと、貸主・管理会社では移動・処分が原則出来ません。
 身元引受人は連帯保証人と比較して軽視されがちですが、入居者決定において大切な項目であり、更新時も身元引受人の内容に変化が無いか、確認が必要です。

 保証会社何社にも審査をかける等、小手先のテクニックではなく、まず貸主もしくは管理会社が契約前に借主と会う事が最も大切です。
 上記2点を今の管理会社が徹底しているか?確認する事から始めてみるのがよろしいかと思います。


 

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